Menu


エックスサーバーで PHP は使える?現バージョンの確認とバージョンアップ方法について

2023年06月09日

国内で人気のレンタルサーバー「エックスサーバー」では PHP が使えるのでしょうか。

また、PHP が使える場合はどのようなバージョンが使えて、バージョンアップ(バージョンを更新)することは可能なのでしょうか。

それらの疑問について調べたことを共有致します。

エックスサーバーは PHP が使える

エックスサーバーでは index.php 等の .php 拡張子ファイルをサーバーにアップロードするだけで PHP によるプログラムが使えます。

使える PHP のバージョンも豊富に用意されていますので、細かい PHP バージョンがないと困ると言ったケースでない限りは PHP が使えないと言った事にもならないでしょう。

エックスサーバーでは PHP が使えますし、MySQL とデータベースをブラウザ上で管理するツール phpmyadmin も使えますので、人気のブログソフトウェアの WordPress も使う事ができます。

サーバーパネルで PHP のバージョンを確認する

エックスサーバーのサーバーパネルにログインし、ページに表示されるメニューの一覧から「PHP Ver.切替」を探しページを開きます。

Xserver エックスサーバー PHP バージョン 切り替え

「PHP Ver.切替」ページを開いたら(必要に応じてドメインを選択)、現在の PHP バージョンが表示されます。

Xserver エックスサーバー 現在の PHP バージョンの確認とバージョン更新

また、このページで PHP のバージョンを変更することも可能です。

特別な理由がない限り推奨とされる PHP バージョンを利用することとなるかと思いますが、選択できる PHP のバージョンは都度エックスサーバー側で用意(メンテナンス)されます。

記事作成日(2023年6月9日)時点では、PHP バージョン 8系 / 7系 / 5系 に変更することが可能です(サーバーの仕様等により変更となる場合があります)。

  • PHP バージョン 8系
    • PHP 8.2.x
    • PHP 8.1.x
    • PHP 8.0.x
  • PHP バージョン 7系
    • PHP 7.4.x
    • PHP 7.3.x
    • PHP 7.2.x
    • PHP 7.1.x
    • PHP 7.0.x
  • PHP バージョン 5系
    • PHP 5.6.x
    • PHP 5.5.x
    • PHP 5.4.x
    • PHP 5.3.3
    • PHP 5.1.6

WordPress を利用する場合は WordPress が推奨する PHP のバージョンを利用するのがおすすめです。

参考情報

エックスサーバーは php.ini の編集も可能

エックスサーバーでは php.ini の編集も可能です。

記事作成日(2023年6月9日)時点では、サーバーパネルで設定できる php.ini の設定は以下の通りです(サーバーの仕様等により変更となる場合があります)。

  • エラー設定
    • display_startup_errors
    • display_errors
    • error_reporting
  • セッション設定
    • session.auto_start
    • session.use_cookies
    • session.use_only_cookies
    • session.use_trans_sid
    • session.name
    • session.cookie_lifetime
    • session.cookie_path
    • session.cookie_domain
  • 文字コード設定
    • mbstring.language
    • mbstring.internal_encoding
    • mbstring.http_input
    • mbstring.http_output
    • mbstring.encoding_translation
    • mbstring.detect_order
    • mbstring.substitute_character
  • その他の設定
    • safe_mode
    • max_execution_time
    • max_input_time
    • memory_limit
    • post_max_size
    • upload_max_filesize
    • register_globals
    • magic_quotes_gpc
    • file_uploads
    • allow_url_fopen
    • allow_url_include

これらの設定についてはサーバーパネル上で設定が可能ですが、これら以外の設定項目については php.ini直接編集 で php.ini を編集することも可能です。

また、Xアクセラレータ Ver.2 を利用している場合は、サーバーのディレクトリに .user.ini ファイルが生成され php.ini の役割を担います(一部の設定項目は初期値となる)。

参考情報

HTML ファイルで PHP を実行する方法

エックスサーバーに公開する HTML ファイルで PHP を実行するには、以下の内容を .htaccess に追記する必要があります。

AddHandler fcgid-script .html

契約しているサーバーによっては上記の記述で動作しない場合もあります。

広告